私も膝が震えるほど、この日は泳ぎました。朝お店を出発したのが7時半、いつもより早くプールへ向かいます。

前日も朝から12時間以上、トレーニングメニューをこなしていた皆さん。正直眠さや疲れがあったと思いますが、そんな事は微塵も感じさせず、真剣に取り組む、その眼差しが凄くカッコよかったです。

午前中はフィンワークの矯正。バックキックにフリッパー、ドルフィンキック、ハサミ足、あおり足。
泳いでいる時の目線、姿勢、足の振り幅などを細かく見直し、大峰さんからのアドバイスを受けつつ泳ぎながら確認する。繰り返し繰り返し泳ぎました。
 
「少ないキックでちゃんと進めるんだなぁ」とKさん。以外と普段無駄なキックをうっていた事にも気がつけましたよね!
「一番最初にやったバックキックとメニューこなした後のバックキックが全然違う!」キックを直したい、と日頃から言っていたYさんが凄く嬉しそうにしてたのも印象的でした。

午前のメニューはまだまだ続き、今度はダイバーの曳航法。ここでまだ11時です。

フットプッシュ、ドゥセイドゥ、k'sキャリー、バックキャリー、アームキャリーを全て休まず泳ぎます。

「後ちょっとだよ!!」
「頑張れ!!」
「後1往復だよ!」
と他の仲間にも声かけがありました。
器材を背負っているダイバーを曳航すると水の抵抗は大きくなるし、姿勢が悪くなっていると声をかける時に水を飲んでしまったりかなりキツイです。
自分がキツイのに、さらに仲間を気にして声かけられるってなかなか出来ないと思うんです。


励まし合って乗り越えた午前中だけで泳いだ距離は3000mを越えていました。

午後も水中器材脱着や泳ぎながらのレギュレーターリカバリーにマスククリア。フル器材をつけたまま立ち泳ぎ10分。など、スキルを磨きあげる事に専念していきました。

 

「疲れたぁ…けど、どんだけ変わったか早く海に潜って確かめたいね!」
「いやー疲れたぁ!」
と言いながら笑う皆さんがすごく眩しかったです。

帰りは河津桜と菜の花を楽しみました。

2日間、厳しいトレーニングにヘロヘロになりながらも文句ひとつ言わずに励まし合う皆さんに沢山の力を頂きました。
本当に、本当にお疲れ様でした!!
そして、本当にありがとうございました!