メアリーめ!可愛らしい名前しやがって!

メアリーが去りました。
シレッと生まれて
サクッと来て
大いに迷惑をかけていきました。

あ、先週の台風のことです。

(ちなみにウェザーニューズによると、MEARIと綴る北朝鮮が出した名前でヤマビコの意味らしいです)

お盆の週末ということで、
オープンウォーター8名様
アドバンス8名様
と、ラフィンはマックス定員。

ギリギリ台風と呼べるくらいの勢力でしたが
進路が悪い。
雨もすごい。

まずほとんどのエリアが大荒れクローズ。
開くポイントは数えるほどでしょう。

山から雨水が茶色い濁流となり
河口付近のポイントの透明度は0になるでしょう。

↓こんなの期待するのは無理ですね・・。

そして電車や高速道路が止まるでしょう。

ショボい台風だから
もしかしたら無理やりできるかもしれない。

真っ先に悩んだのがアドバンスでした。
水があればどこでもいいというわけではありません。

よりレベルの高いポイントで
より練ったトレーニングを提供する義務があります。

その内容のほとんどを満足にできるポイントが
クローズ決定。

チャラっと規定本数潜って
適当にサインして
「後はフォローしますからね」も
選択肢にありますが

いただいている金額と習得効率、
お客様の満足度を天秤にかけると
どうしても僕にはできない。

ということで、泣く泣くリスケしていただきました。
せっかくお休みをとって楽しみにされているところ
本当に申し訳ありません。

このカタキは、次回必ず。

そして問題がオープンウォーター。

台風発生が講習前日で
既に伊豆入りされている方が5名いらっしゃり
できるところまでなんとかやろうということになりました。

12日はプールだったので問題なく終わり
いよいよ台風上陸の13日。

東伊豆では富戸港内、
西伊豆では平沢と
リャンメン待ちをしまして

当日朝、平沢から
「透明度1Mです」との連絡をわざわざいただき
覚悟を決めて富戸へ決定。

「午前中で全て終わらそう」との合言葉で
土砂降りの中、スノーケリングセッションと
スクーバセッション×2を
なんとか昼までに完遂。

初めてのダイビングなのに
ベテラン勢のような短い休憩時間で
集中してよく取り組んでいただきました。

ちなみに富戸港内は立地がら
こんな時じゃないと潜れないのですが
思った以上にハードコーラルが凄くて
びっくりしました。

14日は待望の夏らしさが戻り
前日には難しかった明るい潮で
楽しんでいただきました。

やはり潜るポイントが変わると
習得効率が全く変わります。

台風が皆さんの結束力を強め
その場で全員のアドバンスコースの
お申し込みもいただきました。

来月、もっと素敵な青い潮で
潜っていただきますね。

自然には敵わない。
ゲストの想いに応えたい。

その狭間で決断に悩みまくった
今年のお盆でした。

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