九州のあの人と15年ぶりの再会!

イケダです。先月末の話になりますが、九州のダイビングショップ「ブルーアース21長崎」を経営されている平野藍子さんが、東京での用事のついでに遊びに来てくれました。昔僕が勤めていたダイビングスクールのインストラクターコースご出身というご縁です。15年ぶりの再会でした。

(464先生も呼んで思い出話に花が咲きました。以降画像は週末のIOPで撮ったものです)

藍子さんは、九州で唯一のNAUIのコースディレクターで、ファンのお客様もめちゃくちゃ多く抱える売れっ子さんです。いい意味で全く変わってなくて、あっという間に当時に戻ったようでした。

当時の僕は、まだダイビングの経験も、インストラクションの実力も、人としてのスキルも拙く(いや今も拙いんだけど、でもあの頃よりはマシになってるんじゃないかとか、マシになってないとヤバイんじゃないかとか、渦巻きながら書いています)て、そのくせ超イキってました。ありがちな若気の至りの痛いヤツです。ああ恥ずかしい。

その痛い期間は結構長くて、思い出すたびに心が痛み、「今の僕だったら(あの頃よりは)もっと多くのことを少ない言葉で効果的に伝えられるんじゃないか」って、ずっと心の中で謝り続けてる黒歴史になっています。というか、僕のイントラ人生ほとんど黒歴史ですね。

(冬の人気者、コブダイ。当時はこんなにIOPにはコブダイいなかったです)

さんざん潜ったあの海、に潜ったよ

再会して、そんなことを謝ったりして、海洋公園で潜りました。彼女がイントラコース中にさんざん、本当にさんざん潜った海です。当時は波高くっても突っ込んでもらってたし、それが練習だと普通に思ってたし。僕尖ってましたしね。その分、経験値上がったと感じることができたし。

オーバーヘッドの大波にぶっ飛ばされてヘッドスライディングエキジットしたり、ナビ間違えてとんでもないところまで行っちゃって「一番の根が動いたんです!」とか言ってたり、かなりの深場で良いもん見つけて減圧出して上がれなくなっちゃったり、まぁいろいろヤンチャしました。

(ウミテング。海の神様のデザイン力には驚かされます)

伊豆には素敵なポイントがいっぱいあるんですけど、僕にとってやっぱりこの海は別格なんですよね。思い出が。メモリーが。で、藍子さんが「海洋公園がいい」と言ってくれたのが、なんか嬉しかった。

自分の根っこを掘り返してみると、けっこう気づく、大事なこと

あれから15年も経てば、彼女もいっぱい経験積んで失敗もして、心折れそうになっても自分を奮い立たせて、いろんなことを乗り越えながら、あるはずなんです。今が。今日の成功が。

未来に向かってがむしゃらにやってきて、ようやく一息つけるようになってきた。今回わざわざ伊豆に寄ってくれたのはそういうタイミングだったと思うんです。たまに振り返るって大事なことだと思います。初心を確認するという意味でね。

なんというか、自分のルーツというか、そういうものです。自分の根っこを掘り返してみると、けっこう気づく、大事なこと。なんでこの道を進もうと思ったのかとか、この先どの道を選ぼうかとか。

そんなこと、照れくさいから一言も彼女は口にしないですけどね。でも、ぼくはそう感じ取りました。

自分の修行時代の海に潜って初心思い返すダイビング。・・・・・勝手にそんな脳内ストーリー作って、まじめに潜りました。

若い頃、同じ釜の飯を食った人たちと再会することが多くなりました。

あの海がただ好きなだけで突っ走ってた小僧は、40代になり背負う荷物の重さがそれなりに増えてきました。夢中でやってたら背負えるようになってたと言ってもいいのかもしれません。

(一匹なのにニシキウミウシ。そんなダジャレもスムーズに出せる年頃になりました)

若い頃、同じ釜の飯を食った人たちと再会することが多くなりました。それは、思い出話に花が咲き、初心を思い出し、自分の使命を心に刻み直し、またよっこいせと背負い直させてくれる時間です。

彼女は、僕のことを師匠とかいって持ち上げてくれますが、僕は彼女からそういう時間をもらえました。仕事を休みにして本当に良かった。

忘年会、新年会の季節です。
理由がなくても席をセッティングしやすい季節です。
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