今年、あなたが目指す海は?

(フィリピンの離島・バリカサグ島にて)

・最近ダイバーになった方も
・スキルアップに励んでいる方も
・目標ランクに到達した方も

今年はどんな海にいけるか、
期待に胸を踊らせていることと思います。

あなたにもテンション爆上げな光景を味わっていただくために、
今年もラフィンはトリップやイベントを計画しています。


『そこを目標にしてます!でも・・・』


今回は、そんな方によくご相談いただくトピック『中性浮力』についてのお話です。

突然ですが、おさらいの質問です。

さて、ここでオープンウォーターのおさらいの質問です。
中性浮力を大きく左右する器材3つとはなんでしょうか?

1つ目・・・・。

そうです、まず①BCです。
浮力コントロールには欠かせません。
【他記事】悪いのは中性浮力を取れないあなたじゃない、そのBCかも。

2つ目・・・・。

当たりです、②ウェイト(おもり)ですね。
盲点かもしれませんが、軽すぎても重すぎても中性浮力は取れません。
あと付ける位置を分散させることも、その位置もかなり効果が変わります。

最後3つ目は
③スーツ です。

ビギナーさんにはウェイト以上に意外かもしれませんね。
ではなぜ中性浮力を取るためにスーツ選びが重要なのでしょうか?

これを知っておくと、ビギナーダイバーさんは「ご自身が着ているスーツに、中性浮力を邪魔されていた」ことに気がつくかもしれません。

なぜスーツがそんなに重要なのでしょうか?

結論からお伝えすると、
「スーツが決まらないと、適正ウェイトが決められない」
からです。

これまでの指導経験上、中性浮力が取れない人はご自身のウェイト量がわかっていないという共通点があるなぁと感じます。

オープンウォーターでもご紹介しましたが、
・ウェットスーツ or ドライスーツ
・スチールタンク or アルミタンク

この2つの要因が変わるだけで、
同じダイバーでも必要装着ウェイトが、
4キロくらいの差がでます(表参照)。

【スチールタンク/ウェットスーツを基準した場合のウェイト量】

スチール アルミ
ウェット - +2kg
ドライ +2kg +4kg

スーツひとつとってみても、これだけ種類がある

同じポイントでも季節と共に水温は変化し、
また潜る地域が変われば、その差は更に顕著になります。

種類 快適な期間
5mmウェット 7〜10月
5mmセミドライ 4月〜12月
ドライスーツ 11月〜6月

1着ですべての海の全ての季節をまかなえるスーツは有りませんので、
複数のスーツを着用する必要があり、その度にウェイト量も変わります。

【ウェットスーツの構成項目】

*生地厚
・3mm、5mm、6,5mm、7mm、10mmなど

*1ピース
・フルスーツ(長袖長ズボン)、スプリング(半袖半ズボン)

*2ピース
・3mmフルスーツ+2mmフードベスト=5mm
・5mmロングジョン(袖なし長ズボン)+3mmフード付ジャケット=8mm
・5mmシーガル(半袖長ズボン)+フード無しジャケット5ミリ=10mm
・6,5mm+6,5mm=13mm

など、生地厚の組み合わせで全体の厚み(=プラス浮力)が変わります。

(温かい海ではジャケット+海パンだけで潜るダイバーもいます)

【ドライスーツの構成項目】

*生地厚
・2mm、3,5mm,5mmなど

*生地の種類
・ネオプレン(ウェットスーツと同じ素材、保温性があるが、浮力もある)
・シェルタイプ(ネオプレンより生地そのものの浮力がない代わりに保温性がない)

*インナーの有無
インナーウェアの重ね方で保温力が変わります。
・ドライスーツ専用インナー(ガチ勢が着るもの)
・市販のフリース
・1枚着てるのか2枚以上重ねているのか

(水が侵入してこないので、とても暖かいドライスーツ)

さらにレンタルスーツの場合は・・・

スーツのネオプレン生地の中には気泡が含まれており、
水圧に曝されると出動回数が多いスーツは気泡が潰れてヘタります。

特にレンタルスーツの場合、その使用頻度によって、
「新品のときは5mmだったけど、今は生地がヘタれて3mm」
というようなことが起こります。

新たにおろしたスーツや出動回数の浅いスーツは気泡が元気いっぱいで、
よりプラス浮力が効き、ウェイト量を増やす必要があります。

残念ながら毎回同じレンタルスーツを借りられるわけではないので、
毎回とりあえず海中に潜ってみないと、自分が適性ウェイトかどうか分からないという人もでてきます。

「おかしいな、今日は潜降がうまくいかない。」
「中性浮力とりたいのになんか今日は沈む。」

同じ経験本数なのに、あの人と上達スピードが違うのは、これが理由の1つかもしれませんね。

最初の1着目はどんなスーツがいいの?

・伊豆でも潜り、
・そして沖縄や海外でも潜りたい。

そんな方には、幅広い水温に対応できるセミドライスーツをおすすめします。

ドライスーツと同じような
・防水ファスナー
・リスト/ネックシール
・アンクルシール(キックするとここから少し水が入ってきます)
で、ほぼスーツ内に入ってくる水を防ぐことができます。

セミドライのいいとこ①長く潜れる

・【春先〜初夏】水が冷たく、陸が茹だる暑さでドライスーツが辛い。
・【晩秋】水温が高く、気温が寒いので、ウェットスーツじゃ震える。

実質、ドライを着ているのは1月〜3月の冬ぐらいになります。

ドルフィンスイム裏ベストシーズンの4月の水温は20度以下。
激流で有名な神子元島もドライよりセミドライの方が動きやすいですよね。
だから、上達して遊びに行く海でも大活躍なスーツなんです。

セミドライのいいとこ②動きやすいので器材脱着交換などのスキルトレーニングもしやすく習熟率がUPします。

(同じスーツで練習できる期間が長いのでスキル上達のスピードアップに繋がります。)

ドライのように暖かく、
ウェットのようにウエイトが軽く、動きやすい。

このいいとこ取りが、セミドライの強みです。

セミドライのいいとこ③冬の南の島でも大活躍!

冬の沖縄の水温は20度を切ることもあり、季節風は北寄り。

南の島のレンタルスーツは、3mmウェットが主流で
冬は震えている方も多く見受けられますが、
数年前よりドライスーツを着る人も大分増えてきたようです。

(濡れた体で風を受けるボートダイビングは、切実な問題です)

セミドライのいいとこ④特有の締め付け&水没の不快感から解放

ドライスーツは首が苦しい!
ウェットにフードベストを重ねるとキツくて嫌い!

というお声も聞きますが、
セミドライのネックシールは首へのあたりが優しくて苦しくありません。

画像のスーツは、指導団体SNSIに所属するダイビングスクールで開発したセミドライスーツ。
特にスキルアップのスピードが上がるように特化しています。

そして生地の色、生地の種類、膝パッド、ロゴなどが豊富。
本当に〝世界に一つのスーツ〟が出来上がります。

(SNSIスクール限定スーツなので、海で他ダイバーとかぶりません)

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