伊豆で越冬!ニューサマーオレンジのオオモンカエルアンコウ現る!

黒潮の気まぐれが、
いろんなプレゼントをくれます。
その中の一つが南方系のオオモンカエルアンコウです。

カエルアンコウの仲間は、
昔はカエルとされていたほどユニークな存在。
英語だとfrog fishと呼びます。

足のような胸ビレで海底を歩いたりもします。
2000年代初めまで「イザリウオ」という和名でした。

「足の悪い人が手で体を引きずって移動する」
という意味の「いざる」という言葉にちなんで
名付けられたのですが

差別用語に当たるということで
和名ごと言葉狩りに遭い改名に。
そんな言葉知らなかったよ・・と当時思ったものでした。

じっとしているのは待ち伏せ狩りをしているから。
自分と同じくらいの魚を大きな口で
丸呑みする驚異のハンターです。

で話を戻しますと、
南方系のカエルアンコウちゃんは、
流れ着いてすぐだと2mmとか1cmとか
めっちゃ小さいんです。

海藻と比べてみてー。ちーーーせーーーーよーーーー!

彼らは伊豆ではちびっこが主流。
大人サイズはなかなか見られない。
それが普通。

だったんですよ。
でも最近は、ド根性で越冬しまくった成魚がどのポイントにも。

先日も海洋公園では
映えないブラック個体が多い中、
目をひくイエローのやつがいましたよ。

伊豆名産の柑橘類にちなんで
「ニューサマーオレンジ」色とでも呼んでみましょうか。
デカいです。ジャンボくんです。

最後まで見るとこいつの大きさが・・

小さいうちは「イロ?オオモン?」と
特に識別が難しく

カリスマガイドさんたちは
水中で爪の数(イロ:10本、オオモン:11本)
で、見極めるという話を聞くんですが

「老眼の僕がそんなの水中で数えられるかーーーー!」

でもこの「太陽のバレンシア」色の
こいつは数えなくてもわかる立派なサイズ感。
まぎれもないオオモンです。

数年にわたる越冬の背景には、
黒潮大蛇行の影響で冬の水温が
あまり下がらなかったことが関係しています。

この画像のYさん。
ジャンボくんをみてるようで、視線がちょっと違うでしょ?

あまりにジャンボくんがデカすぎて
「いつもオオモンカエルアンコウのサイズ」
の目で探してたので「どこにいる?」と気が付かなかったんです。

ダイビングの人気者、カエルアンコウ。
あなたも次のダイビングでじっくり観察してみてくださいね。

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