能登トリップのラストです。
今回は海中でてきません、ごめんね。
今回、一番「能登」を感じたのは、
奥能登と呼ばれるエリアの能登町でした。
宿を探しても閉業している。
空いてても工事関係者とボランティア優先。
そんな中、教えていただいたのが
築100年の古民家を改造した「桔梗庵」さん。
すばらしい雰囲気のあるところでした。



港町の一本奥に入った小径に立派な瓦屋根。
玄関を入ると奥に長く伸びる不思議な土間でしてね。
左を向くとでっかい神棚。
この神棚が家の中心にあってその周りに部屋が囲むように配置してある。
あ、沖縄の古民家と同じ構造だ。
古い家はいいですね。
確実に何かが守ってくれている感がある。


晩御飯は港にあるShirushiさんにお世話になりました。
震災後に東京から移住してきたと聞いて
「こりゃ気合い入った飯食わしてくれるだろう」
と期待していったら超えてきましたねぇ。
店に入ったら、漁師さんなのかなぁ
地元の男衆でパンパンで盛況。
受け入れられてる感半端なかった。
海の男たちの野太い笑い声、
DIYで改装した古民家の板張りに胡座。
丁寧な仕事のごはん、全部美味しかった。
めちゃくちゃお酒が進んだ。

僕ね、今回の旅で日本酒が初めて美味しいなと思いましたよ。
どこで何飲んだかわかんなくなっちゃったけど
竹葉、宗玄、手取川、天狗舞、全部美味しかった。
今までこういう日本があることを知らなかった自分をちょっと悔いた。
そんな感情まで生まれました。
バカバカバカ、オレのバカ。

ご夫妻でどっかに移住を決めたっていうのはさ、
まぁ聞くっちゃ聞くじゃないですか。
(震災後の能登ってかなりハードル高いけど)
でも東京で働いてた同僚の方が
一緒についてきたっていうのも
超気合い入ってて最高なエピソードだと思いました。
お店のインスタもあるけど、
大将のアカウントの方が熱があって
最高なのでこっち紹介しておきます。
「能登には何もないけど全部あるぞ」だってよ。
その通りだったぜ。
https://www.instagram.com/rhosono30/


お宿には台所がついてましてね。
食器からなにから全部自由に使わせてくれます。
「明日の朝めしさー、どうする?
みんながよかったら米炊いて魚でも焼くよ」
とマサやんが。
そんな言葉に甘えまくって
港の魚屋さんにいってNO・DO・GU・RO!

夜に塩効かせて
朝も早起きしてくれて
マサやん父ちゃんが作ってくれた朝餉の香で目が醒める。
炊き立てのご飯に
脂の乗ったふわふわのノドグロ。
そのアラで出汁とった味噌汁。
美味かったなぁ。
完璧な朝飯だったなぁ。
宿のお母さんが
「またお越しください」「また来てね」と
何度も、何度も何度も繰り返す。
こんなに言ってくれるんだって
その時は思ったけど
能登はどこに行っても、
みんなが言ってくれた。
「また来ます」と
何度も言ったから
約束守りにまた行きましょう。
完全アウェイの地の僕と
遊んでくれた皆さんありがとうございました。
下見は完了したので
今度は海も陸もパワーアップしてまた組みますね。
現地のいろいろな情報を下さり
汗をかいてくださったNSSの大島社長、
ありがとうございました!
(今回ひとみちゃんに画像をいっぱいお借りしました。ありがとー!)

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